フランツバルトロメイ

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この一瞬に価値がある バルトロメイ家とウィーン・フィルの120年

フランツバルトロメイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276217010
ISBN 10 : 4276217016
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
223p;19

商品説明


バルトロメイ家とウィーン・フィルの120年
フランツ・バルトロメイ 著/坂本謙太郎 監訳/坂本明美 訳


著者は、2012年まで45年間にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン国立歌劇場に所属し、うち39年間は首席チェロ奏者を務めた。祖父(首席クラリネット奏者)、父(ヴァイオリン奏者・副楽団長)に次ぐ三代目のウィーン・フィルの奏者。しかしその伝記ではなく、一族が関わった時代のヨーロッパの歴史・音楽状況、共演した名演奏家の話などから、ウィーンの音楽・オーケストラ文化、ウィーンの音楽家、ウィーン・フィルの響きの謎が描かれる。「この一瞬に価値がある」は、ウィーン・フィルに影響を与えた指揮者の一人アーノンクールの言葉。芸術こそが時代の一瞬を切り取り永遠のもとのとする、という著者の思いも込められている。ティーレマンの推薦文付き。

【目次】
第1幕 フランツ1世と民族主義:
幼年時代
ボヘミア国民劇場の第一クラリネット奏者
ウィーン宮廷歌劇場のオーディション

間奏曲:
フランツ・バルトロメイ3世の「ウィーンの響き」論

第2幕フランツ2世と二つの大戦:
ウィーン少年時代
第一次世界大戦後
1930年のウィーン音楽アカデミー
第二次大戦中のウィーン国立歌劇場
ウィーン・フィルの副楽団長として
ウィーン交響楽団の監督に

第3幕 フランツ3世:
ウィーン国立歌劇場のライオン
「ごく普通」の家庭
国立歌劇場管弦楽団の補充要員時代
三代目の歌劇場団員
大きな転機
ここでオペラ、あそこでコンサート
マエストロと演奏するということ
室内楽

コーダ:伝統にまつわる機会と責任の重さ
フランツ・グラーフ・フォン・アーノンクール
参考資料

【フランツ・バルトロメイ 】
1946年ウィーン生まれのチェロ奏者。2012年まで45年間にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン国立歌劇場に所属し、うち39年間は首席チェロ奏者を務めた。祖父(首席クラリネット奏者)、父(ヴァイオリン奏者・副楽団長)に次ぐ三代目のウィーン・フィルの奏者。室内楽奏者としてもウィーン・ムジークフェライン四重奏団、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンで活躍。またソリストとしてバーンスタイン、ヤンソンス、ラトルなど多くの巨匠と共演。特にプレヴィン指揮のウィーン・フィルと録音した『ドン・キホーテ』(リヒャルト・シュトラウス)は名盤として知られる。来日は1973年以来55回以上。ウィーン・フィル、オペラ、カルテットの団員として、またPMFの講師や公開セミナー、ソリストとしても来日、日本でのファンが非常に多いウィーン・フィルの顔的存在。

【坂本謙太郎】
上智大学文学部史学科卒(西洋近現代史専攻)、英国サリー大学経営大学院MBA課程修了。経営コンサルタントとしての業務の傍ら、自ら主宰する室内楽団メシドール・アンサンブルや社会人オーケストラで活動。チェロをフランツ・バルトロメイ他に師事。監修書に『最新業界地図』(成美堂出版2011年)がある。

【坂本 明美】
九州大学文学部修士課程卒業後西ドイツ(当時)フライブルク大学に留学。政府系短波放送局ドイチェ・ヴェレ、ドイツテレビなど同国のメディア企業に通算11年勤務。1980年以降は東京に拠点を移し、翻訳家、通訳、テレビ朝日のニュースキャスターとして活躍。多数の翻訳書の他、著書に『素顔のドイツ人』(三修社1982年)がある。

内容詳細

目次 : ■第1幕: フランツ1世ことフランティシェク・バルトロミエイと民族主義 / ■第2幕: フランツ2世と二つの大戦 / ■第3幕:フランツ3世−−ウィーン国立歌劇場のライオン / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ / 〜祖父・父に次いで3代に亘りオーケストラと歌劇場を支えた一族、バルトロメイ家を / 通じて語られる、その時代のヨーロッパの歴史・音楽状況、共演した名演奏家の / 話など、ウィーンの音楽・オーケストラ文化、ウィーンの音楽家、ウィーン・フィルの / 響きの謎を描く。「芸術こそが時代の一瞬を切り取り永遠のものとする」、という / 著者の思いも込められている。ティーレマンの推薦文付き。〜

【著者紹介】
フランツバルトロメイ : 1946年12月23日ウィーン生まれ。2012年まで45年間にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン国立歌劇場に所属し、うち39年間は首席チェロ奏者を務めた。39年という在任期間は同団の歴史上、最長記録である。祖父(首席クラリネット奏者)、父(ヴァイオリン奏者・副楽団長)に次ぐ三代目のウィーン・フィルの奏者。室内楽奏者としてもウィーン・ムジークフェライン四重奏団、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンで活躍。またソリストとしてバーンスタイン、ヤンソンス、ラトルなど多くの巨匠と共演

坂本謙太郎 : 上智大学文学部史学科卒(西洋近現代史専攻)、英国サリー大学経営大学院MBA課程修了。経営コンサルタントとしての業務の傍ら、チェロ奏者としてフランツ・バルトロメイ氏らの薫陶を受け、自ら主宰する室内楽団メシドール・アンサンブルや社会人オーケストラで活動

坂本明美 : 九州大学文学部修士課程修了後、西ドイツ(当時)のフライブルク大学に留学。政府系短波放送局ドイチェ・ヴェレ、ドイツテレビなど同国のメディア企業に通算11年勤務。1980年以降は、東京に拠点を移し、翻訳家、通訳者、テレビ朝日のニュースキャスターとして活動。その後、社団法人日本カール・デュイスベルク協会専務理事として日独間の職業研修生交流事業に従事。多数の翻訳書の他、著書に『素顔のドイツ人』(三修社1982年)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ジョンノレン さん

    卓越したクラリネット奏者であった祖父、ヴァイオリン奏者の父、そして2012年まで39年間主席チェロ奏者であった著者の3世代に亘るウイーンフィルとの関わりが、往時の2つの大戦といった歴史背景やキラ星のような作曲家や指揮者、演奏家との生々しいやり取りも絡めて語られる。ウイーン国立歌劇場管弦楽団=ウイーンフィルの伝統の響きの継承要領は室内楽への落とし込み。SP時代の巨匠群もともかく、著者世代のマエストロ達と指揮者と独奏者としてのみならず個人的な音楽仲間としてのやり取りも垂涎。残念ながら小澤征爾の名は出てこない。

  • まゆ さん

    Facebookの友人が勧めていた三代に渡ってウィーンフィルに在籍した音楽一家の3代目のチェリストが書いた本。初代はグスタフマーラーが音楽監督だった時代。その後のナチ台頭から戦後まで、ヨーロッパの歴史を振り返る本になっている。この一瞬に価値がある、というのは音楽をやっている人は掴まれる言葉だろう。

  • 沖縄電鉄社長 さん

    ウィーン・フィルで活躍した3人の「フランツ・バルトロメイ」の物語。3名とも違う楽器なのが興味深い。

  • 葛 さん

    2016年4月30日第1刷発行 著者:フランツ・バルトロメイ 監訳者:坂本謙太郎 訳者:坂本明美 発行者:堀内久美雄 発行所:株式会社音楽之友社 ブック・デザイン:井川祥子 本文印刷:岩佐印刷所 表紙・カバー印刷:太陽印刷工業 製本:ブケロード カバー写真:Richard Schuster 定価:本体2200円+税

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1946年12月23日ウィーン生まれ。2012年まで45年間にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン国立歌劇場に所属し、うち39年間は首席チェロ奏者を務めた。39年という在任期間は同団の歴史上、最長記録である。祖父(首席クラリネット奏者)、父(ヴァイオリン奏者・副楽団長)に次ぐ三代目の

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